Artwork 作品
昭和初期から動いていたであろう工場。ここにあるトロンミルは、すべて釉薬を作っていたものだと思う。
これだけの量の釉薬が日々作られ、下石の窯屋さんへ行き渡り、やきものになっていった。この建物自体が、産業のエネルギー、歴史そのものと、それに 関わったものごとを留置している。
ほとんどのものはここにあったものだ。梯子は垂直に、 荷車は斜めに置いてみて、少し視点をずらしてみる。モロ板は吊ったら凧に化けた 。
そ れぞれに歴史を、物語を持つものは、少し動かすだけで何かに変身する 。そしてたまたまクレに残った手形。ただそれだけで、鑑賞に値するものたち。僕の具象的な首や足 は、 逆にそういったものごとに、この歴史ある空間の中に、のみこまれ、組み込まれていく。
作品名
インスタレーション
作家名
制作年
2024年
素材
陶と木
昭和初期から動いていたであろう工場。ここにあるトロンミルは、すべて釉薬を作っていたものだと思う。
これだけの量の釉薬が日々作られ、下石の窯屋さんへ行き渡り、やきものになっていった。この建物自体が、産業のエネルギー、歴史そのものと、それに 関わったものごとを留置している。
ほとんどのものはここにあったものだ。梯子は垂直に、 荷車は斜めに置いてみて、少し視点をずらしてみる。モロ板は吊ったら凧に化けた 。
そ れぞれに歴史を、物語を持つものは、少し動かすだけで何かに変身する 。そしてたまたまクレに残った手形。ただそれだけで、鑑賞に値するものたち。僕の具象的な首や足 は、 逆にそういったものごとに、この歴史ある空間の中に、のみこまれ、組み込まれていく。
時間 | 10:00-17:00 |
---|---|
会場 | 下石工組 旧釉薬工場 |
住所 | 〒509-5202 岐阜県土岐市下石町 900-1 |
駐車場 | 下石陶磁器工業組合駐車場(会場目の前) |