やきもののまち 多治見•土岐•瑞浪を
舞台にしたアートプロジェクト

2024.10.18 - 11.17

土から生える

Artwork 作品


窯上げうどん
窯上げうどん
窯上げうどん
窯上げうどん

多治見市高田地区は「青土」と言われる良質な土に恵まれ、古くは山茶碗、江戸中期以降は徳利の生産で繁 栄した。
ある時期までは土の利用を厳しく制限するなど、地域の結びつきが特に強く、起伏が激しく入り組 んだ地形も特徴的なエリア。会場は「沈子」という魚網用のおもりを生産していた工場跡地。ある日突然閉 業したため、製作途中の状態がそのまま放置されるなど、当時の様子が色濃く残っている。

桑田は、以前釉薬を混ぜる為にうどんを捏ねる機械を取り入れたことをきっかけに陶芸用具と調理器具の類 似性に気づき、展示と併せてうどんを振舞うパフォー マンスも展開している。そこで今回の展示では、失わ れつつある産地の雰囲気を浮かび上がらせるため、かつて工場で行われていた製作過程をトレースし、現場 に残されていた沈子の製造器具と調理器具を並列させることで、やきものと料理との作業プロセスを重ね合 わせる展示を考案した。地元での展示ということで、場所のポテンシャルを最大限活かし作家のフィルター を通して産地の風景を知ってもらう試みである。

作品名

窯上げうどん

作家名

桑田卓郎

制作年

2024

多治見市高田地区は「青土」と言われる良質な土に恵まれ、古くは山茶碗、江戸中期以降は徳利の生産で繁 栄した。
ある時期までは土の利用を厳しく制限するなど、地域の結びつきが特に強く、起伏が激しく入り組 んだ地形も特徴的なエリア。会場は「沈子」という魚網用のおもりを生産していた工場跡地。ある日突然閉 業したため、製作途中の状態がそのまま放置されるなど、当時の様子が色濃く残っている。

桑田は、以前釉薬を混ぜる為にうどんを捏ねる機械を取り入れたことをきっかけに陶芸用具と調理器具の類 似性に気づき、展示と併せてうどんを振舞うパフォー マンスも展開している。そこで今回の展示では、失わ れつつある産地の雰囲気を浮かび上がらせるため、かつて工場で行われていた製作過程をトレースし、現場 に残されていた沈子の製造器具と調理器具を並列させることで、やきものと料理との作業プロセスを重ね合 わせる展示を考案した。地元での展示ということで、場所のポテンシャルを最大限活かし作家のフィルター を通して産地の風景を知ってもらう試みである。


高田窯場跡 その他の作品

Ticket チケット


ART in MINO 土から生える2024
作品鑑賞パスポート


前売り 一般 学割パス フリー
1,800 2,000 1,000 3,800

※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳や難病患者であることを証する書類をお持ちの方
及び介護者1名を無料で観覧いただけます。