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中島醸造
1702年創業。古くから伝わる手法も継承しつつ、新しい技術も取り入れ、食事とともに楽しめる酒を造り出している伝統ある酒蔵。
江戸時代初期、酒蔵の祖である初代小左衛門は岩村城主より、現瑞浪市の中心を蛇行するように流れる土岐川の治水と田畑開墾の拝命を受けた。転封が度々起こり波乱な時期ではあったが、元禄十五年(1702年)に二代目小左衛門が酒造を始めた。元禄時代に酒造を始め、始禄(しろく)という名で東海地区へお酒を届けてきた。
創業300年の節目に、地元産米を軸に小左衛門ブランドのお酒を販売開始。現在は世界40カ国へお酒を届けている。創業時の想いに心を馳せ、今もなお引き継がれている蔵内に佇む4つの井戸とそのお水、その恵みは大地に在り。標高800メートルの山頂付近に点在する数々の湿地と他類稀な土壌の恵は、なめらかで優しい仕込水として恩恵を授かっている。
何千万年もの時の中で繰り広げられている万物の営み、その賜物はイマという瞬間(人間)と微生物の共存、そして蔵の情熱こそが中島醸造の自慢。過去と今、地水火風空との調和こそが現在の中島醸造の佇まいを残し、このレガシーが時を経ても風化しない事を想像し歩んでいる。
お酒の特色はなめらかで優しく、食事との相性が良く、飲みやすく味わい深い。四季折々に変化する食材やその地の風土を想像し、幅広く様々な味わいを展開している。