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下石工組 旧釉薬工場
下石陶磁器工業協同組合は、現在も70を超える窯元が存在する下石(おろし)地区において、1947年に設立された組合。
「下石」という地名は、会場近くに流れる妻木川の急流に運ばれた石が堆積した土地という意味にちなんで、戦国時代につけられた。
会場となる旧釉薬工場は、釉薬を製造する大きなタンクのトロミルが連なり、貯蔵便の丸い木のふたの下には、白く固まった釉薬が残っていました。今日において釉薬を共同で作ることは珍しく、そうした工場が残っていることも稀なことである。
2階の資材置き場は、長らく人が足を踏み入れたことがないまま、現役の建物の一角にあり、時間が止まったような不思議な空間といえる。